御鍬祭考―民衆の伊勢信仰

御鍬祭考―民衆の伊勢信仰

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 142p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784902731163
  • NDC分類 171.2
  • Cコード C0021

内容説明

どこから来たのか。突如はじまり村々をめぐって伊勢から江戸へと駆け抜けた祭りの熱狂。60年に1度だけ許された祭り。その秘密に迫る。徳川家の権力奪取の裏にあった伊勢踊りと、その踊りを怖れる幕府、尾張藩の複雑な関係を調べ上げ、8年の歳月を費やした渾身の論考。

目次

御鍬祭とは
元禄十六年、警戒される
朝日文左衛門と天野信景の関心
それ以前にも関東で動く
津島と伊勢
貴賤群集、山川草木なびく
シカウチと御鍬祭り
中山太郎の解釈
伊雑宮の御鍬祭
伊雑宮とは何か
西濃の伊雑宮
伊雑宮から外宮へ
お鍬様の三百年と百年
文政十年が巡って来た
猿候庵の絵を読む
住吉踊も評判
御鍬踊流行
臨時祭か
騒動が発生
慶応三年
明治の変革
御鍬踊は伊勢踊

著者等紹介

木村直樹[キムラナオキ]
昭和26年(1951)7月9日、米軍占領下の東京都板橋区志村坂上に生まれ、名古屋市西区児玉に育つ。先祖は名古屋、美濃、飛騨、越中などに暮らす。独学を基礎に先人の業績に学ぶ。分野は郷土研究を中心に、「読書論」、「認識論」など。『自由民権年表』、『名古屋市中区史』などの編集、執筆に携る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。