内容説明
若手建築家が設計した建築物から新しい動きが見えると考えている。新しい世代の社会や家族、個人に対する考え方や価値観が建築に反映されるからである。また新しいデザインや技術の導入に積極的であるからだ。だからおもしろい。建築ジャーナリスト・中崎隆司がみつめる時代の変容と建築の新しい試み。
目次
ゆるやかにつながる社会(中崎隆司)
つながりながら離れることもできる建築―藤本壮介
距離感がつくる個と家族の関係―赤松佳珠子
螺旋状に住戸が連なり上がっていく―伊藤博之
リッチなモダン!?にデザインされた勝負建築―原田真宏+原田麻魚+安藤毅
地域のメディアセンターに生まれ変わる新聞販売所―遠藤克彦
歴史と向き合いながら時間をかけてつくる―筒井康二
地場の丸太材を使い力強く温かい雰囲気―石井ひろみ
断片的なイメージが納まった新しい箱―中山英之
見通せない連続空間で時代の意識を表現―平田晃久〔ほか〕
著者等紹介
中崎隆司[ナカサキタカシ]
生活環境プロデューサー・建築ジャーナリスト。1952年福岡県生まれ。法政大学社会学部社会学科卒業。生活環境(パッケージデザインから建築、まちづくり、都市計画まで)に関するプロジェクトのアドバイスおよび調査、企画、計画、設計などを総合的にプロデュースすること、建築・都市をテーマとした取材・執筆することを職業としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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