ポール・マッカートニーとアヴァンギャルド・ミュージック―ビートルズを進化させた実験精神

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  • サイズ A5判/ページ数 269p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784902342000
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0073

内容説明

英国の小さな港町から旅立ったビート・グループは、やがて世界的な名声を手中に収めることになる。彼らに一体何が起こったのか?彼らはなぜ歴史にその名を残すまでになったのか?ダンス・ホールで鳴り響いていたロックンロールを芸術へと昇華させた、ポール・マッカートニーの好奇心旺盛な音楽的実験を一冊にまとめたファン待望の書籍。ポール・マッカートニーは現代のルネッサンスマンである。

目次

ブラスバンド、レコード、そして分類棚
影響、記憶、そしてビートルズ
夢想狂/どんちゃん騒ぎ/ドラッグ・パーティにおける「カーニヴァル・オブ・ライト」
ヴェジタブルからフリーシアイまで(そしてその逆さまに)
ムーグとグラスで作られた音楽
イージー・リスニングの逆襲と“あふれるほどのメロディ”
羊の皮のマスクから変名まで(そしてメエエ)
ラジオとギズモトロンで作られた音楽
ザ・チャプター・ナイン・リミックス
“カエルの合唱からはるかに遠く”〔ほか〕

著者等紹介

ピール,イアン[ピール,イアン][Peel,Ian]
1972年生まれ。音楽ジャーナリストとして、ザ・ガーディアン紙や『DJ』誌をはじめとした多数の音楽雑誌や新聞に寄稿。また、ラジオのDJや音楽制作にもたずさわり、その該博な知識を生かしたアーティストとしても活動している

角松天[カドマツテン]
1964年東京生まれ。出版社勤務を経て、現在はフリーランスで翻訳にたずさわるほか、取材・編集・記者として活動。おもに関心の深いジャンルは、英米のロック・ミュージック、ノンフィクション全般
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

№9

24
ロックンロールはビートルズの出現によって、進化し続ける音楽ロックミュージックへと昇華する。あのころ、アルバムごとに変貌を遂げるアーティストでなければロックとは呼べない、そんな感じだった。でもポールがその影で、かような前衛と実験の音楽の試みに取組み続けていたなんて知らなかった。しかし振り返ればその作品群は、常に意欲的で革新的な曲調とサウンドメイクの連続だった。本編はけして読みやすいものではなく、ファンと言えども完全読破は難しい。それでも最新の音楽表現を求めてやまないポールの姿に興味が尽きることはないだろう。2013/12/25

nuno

1
その手の音楽に疎い人間には極めてマニアックな本。良い言い方をすればとても内容が濃い。図書館で借りたぐらいで味わい尽くせる本では無かった。 ある意味ではタイトル詐欺かもしれない。ポールを語った本というよりは、ポールを軸に据えてカウンターカルチャーを語った本。音楽好きなら興味深く読める。2014/02/20

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