出版社内容情報
《内容》 わが国で唯一の、仏教者によって創設・運営されてきた民間のハンセン病療養所「身延深敬園」は、らい予防法が廃止される4年前に90年近い活動を閉じた。本書は創設者の実娘であり、晩年まで園の運営に携わってきた元園長・綱脇美智さんの語り下ろしを忠実にまとめたもの。ハンセン病の歴史の片隅に生きた思いを綴ったもの。
《目次》
ハンセン病のことを初めて聞いた人のために
第1章 山の中の小さな貧しい園でした
第2章 手伝わせるのも親子だから
第3章 国立とは違っていました
第4章 古い福祉を生きた者には
参考資料