何も持たず存在するということ

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何も持たず存在するということ

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784901998338
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

話すのが苦手で幼稚園では内向的と見られていていた少女は、文字に触れるや文章を書くという行為に魅せられ、7歳のときに志したとおり、23歳で作家になる。とにかく書いた、読んだ、旅した。芥川賞、三島賞の候補には何度も上った。そして37歳、直木賞受賞。
家族をめぐり、自著をめぐり、旅をめぐって各紙誌に寄せた文章を精選。作家として大成するまでの軌跡であるとともに、作家の等身大の思いの数々。

内容説明

へらへらした大人になりたい。大仰さがまるでない大人に。切なく、おかしな、心の記録。最新エッセイ集。

目次

父とアカエボシの食卓
ラーメン激戦区在住
体の喫煙命令
小説の打ち合わせ
もう夏なのか!
祖母の梅、私の梅、ボクシング観戦
待つということ
海辺の結婚式
機内の旅〔ほか〕

著者等紹介

角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1990年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞する。1996年『まどろむ夜のUFO』(野間文芸新人賞)、2003年『空中庭園』(婦人公論文芸賞)、2005年『対岸の彼女』(直木三十五賞)、2006年『ロック母』(表題作で川端康成文学賞)、2007年『八日目の蝉』(中央公論文芸賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

42
立て続けに読んだ角田さんのエッセイの中では、最も好きかな。 表題のエッセイと「私が子どもだったころ」が良かったです。 本との相性の話は、 他のエッセイでも読んだのですが、何回読んでも「その通りだな」と共感します。 角田さんの小説やエッセイでも、好きな本、苦手な本があるけれど、やっぱり好きな作家さん、尊敬出来る作家さんです。2015/01/10

ミナコ@灯れ松明の火

27
角田さんのエッセイには、ものすごく大切なことがさらりと含まれている気がする。あくまでも軽く楽しく読めるし押しつけがましくない文章なのにずしっと残る後味がたまらない。今回も面白かったです。2011/03/04

けい

26
先ずはタイトルに引き寄せられた。自分の表現できない思いを角田さんが代弁してくれている箇所が多々あり「そうそう」とひとり呟いてしまった。「何も持っていないからこそ、今身近にあるものによって私自身も形を変えていけるのだろうと思う」、「何になりたいかではなく、どうなりたいのかそう考えるようになれたことは、私のささやかな成長である」、私もかくありたい。2016/10/14

しろいるか

26
角田さんのエッセイ集。大音量目覚まし時計が警報機並みだったら悩むほど小心者かと思えば、ひとりでどこへでも旅に出る。様々な顔を持つ人だと思う。ところどころに出てくる比喩的表現がいちいち可笑しかった。『今日で東京3日目系タクシー』とかツボ。この不景気都内にはいっぱいいるんだろうか。そうかと思うと、タイで1時間一緒にバスを待ってくれたバイクタクシーの話には切ないような胸にじんわり染み込むような。紡ぎだされる言葉もまた様々な顔を持っていて魅了された。2010/01/15

24
このところ時間に追われていて長編を落ち着いて読めない。というわけで、角田さんのエッセイを。ごく短い一つ一つがそれぞれ深く、はっとするような言葉も多く出てきた。エッセイでものすごく明るい面を見せてくれる作家もいるが、角田さんの場合は陰を感じる。冗談めいたところも薄いものを纏っているようで、クスっと笑っていいのかどうか一瞬悩む。小説に見られる凄味みたいなものをストレートに感じさせる編もある。サクッと読めるかと思ったが、意外にも時間をかけて読了。2016/05/09

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