内容説明
社会福祉の分野としての障害者福祉、知的障害者福祉に対して障害者福祉論が何をもたらしたのか、先行研究でその動向と特徴を広く捉え検証する。
目次
第1部 障害者福祉と知的障害者福祉論の視角(知的障害者福祉論検討にあたって;社会福祉の視角と障害者福祉研究;障害者福祉と理論形成の軌跡;知的障害者福祉形成と知的障害者福祉論;障害者福祉論の構造と知的障害者福祉論の所在)
第2部 知的障害者福祉をめぐる当事者への視角(知的障害者福祉と障害定義の課題―社会モデルとの接点;知的障害者福祉とソーシャルワーク―パラダイム転換と新たな役割・機能;障害者の権利擁護とケアマネジメント―「本人」という呼称との関連から;知的障害者福祉研究と参加型研究―その役割と意味;知的障害のある人の「利用者主体」の実現と「サービス評価」;戦後障害者福祉調査にみる「生活困難」把握と当事者の視角)
著者等紹介
中野敏子[ナカノトシコ]
1947年生。日本女子大学大学院文学研究科社会福祉学専攻博士課程前期修了(社会学修士)。現在、明治学院大学社会学部社会福祉学科に所属(社会学部長・教授)。障害者福祉分野、とくに知的障害者福祉を専門領域として教育・研究に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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