内容説明
手塚治虫は、冨田勲氏のＬＰレコード「交響詩ジャングル大帝」のために、第一話「行けパンジャの子」を、絵本のように描き下ろしていました。本書『絵本ジャングル大帝』は、そのイラストをもとに製作されました。パンジャの活躍と死、レオの誕生、そしてアフリカへ、と続くこの第一話について作者は「私の気持ちが一番盛り込まれている個所」と述べています。
著者等紹介
手塚治虫［テズカオサム］
１９２８年１１月３日大阪府豊中市生まれ。５歳より兵庫県宝塚市にて過ごす。大阪大学医学専門部卒。１９４６年「マアチャンの日記帳」でマンガ家としてデビュー。翌年発表した「新宝島」等のストーリーマンガにより戦後マンガ界に新生面を拓く。著書『手塚治虫漫画全集』全４００巻他。１９６２年「ある街角の物語」でアニメーション作家としてデビュー。翌年放送開始した国産初のテレビアニメ「鉄腕アトム」によりテレビアニメブームを巻き起こす。実験アニメーションの分野でも海外で受賞多数。１９８９年２月９日没（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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たまきら
30
ふわあ、現在だったら荒唐無稽すぎて脚本が却下されそうなお話だけど、昔はこういうスケールのでっかい展開を子どもたちはドキドキしながら見ていたんだなあ。自分もその一人でした。西武ライオンズが好きだったのは手塚さんの絵がついていたからだもん。「ベルサイユのばら」もそうだけど、昔の漫画っておおざっぱだったかもしれないけれど今よりずっとグローバルでスケールおおきかった気がする。最近の漫画も好きですけど。2018/05/31
夜勤中の寺
25
御存じ『ジャングル大帝』の絵本。元々『ジャングル大帝』を交響曲にしたＬＰレコードに付いていたものらしい。内容はレオの出生物語。妻子をハンターから守る為に死んだ父・パンジャ。母と一緒に貨物船に。沈没する貨物船から逃れジャングルに泳いで戻るレオ。どの絵も丁寧に描かれていて素晴らしい。さすが手塚治虫である。この絵を見るだけでも値打ちがある。『ジャングル大帝』の物語はここからスタートするのである。かつて読んだりアニメで見た事があるのに、なんだか改めて続きが読みたくなってくる。2015/02/04
mika
18
レオの冒険物語かと思いきや、その序章にあたる父と母の話しからのスタートであった。詳しく知らなかったのでなるほど… ここからレオの物語がはじまるのかと納得。勇敢に育つレオのこの先が気になるなぁ…2017/09/05
紅花
10
読み終わるなり、息子が「まるでコロコロ（雑誌）だね」という。いいところで終わってしまって、もう悔しいらしい。何気なく借りたので、ダイジェスト版かと思ったが、他の皆さんの説明の通りLPに付いていた絵が元だったのね。子供たち、「続き借りてきて！」って、あとは､マンガを読むしか無いのかと思ったけど、簡単な紙芝居があるらしい。まずはそこから？2015/06/18
雨巫女。@新潮部
7
《図書館-通常》実家のれおの名前のきっかけになったレオの絵本。れおには長生きしてほしい。へへ）2016/08/03
