事象そのものへ! (新装復刊)

個数:

事象そのものへ! (新装復刊)

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784901510783
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

内容説明

思考の発生と運動を、非人称かつ詩的な言葉で刻みつけ、天才の登場を鮮烈に告げた記念碑的作品。哲学の巫女・池田晶子の仕事はここに始まる。

目次

序 哲学への開放―「知識人」批判から
1 事象そのものへ!(存在の律動―論理;清冽なる詐術―詩;未知への帰還―科学;変幻と貫くもの―心理;発現する消失点―神)
2 応用篇(非‐女権思想論;禅についての禅的考察)

著者等紹介

池田晶子[イケダアキコ]
1960年(昭和35年)8月21日、東京生まれ。1983年(昭和58年)3月、慶應義塾大学文学部哲学科倫理学専攻を卒業。文筆家と自称する。池田某とも。「哲学エッセイ」を確立して、多くの読者を得る。2007年(平成19年)2月23日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

47
専門知識や用語に頼らず、日常の言葉で“哲学するとはどういうことか”を述べ、安易に時流に迎合することなく、鋭い感性に根ざした自分の考えと言葉で思惟したと云う、早逝した著者。タイトルは、現象学の唱導者フッサールの合言葉とのこと。本書は、20代の若き著者の詩的な言葉で綴られた哲学エッセイ。テーマは、「知識人」批判から宇宙と人間、生と死、神、科学、詩など。最後の(ホーキング、西脇順三郎、ヴィトゲンシュタイン、小林秀雄を引合いに出しての)「禅についての禅的考察」が圧巻、大いに知的好奇心が擽られた。2015/12/26

Tenouji

10
ある/ない、との間に関する論考を、鋭い言葉で切って埋めていくような、池田氏の熱い思弁的な語り。ただ、これも時代なのだろうか、二項対立させて、その間を、グレーなものとして表現するのではなく、対立の詳細を描写するかのごとく、過剰な言葉で埋めようとするスタイル自体が、そもそも西洋的なのかもしれないですね。池田氏自身は、そういうことを一切望んではいないようなのだけれども。しかも、今や、「ない」は、なかったことにされそうな時代ですけど。2018/04/14

solaris

5
意外に初読。処女作「埴谷雄高、最後から一番目の読者論」の次の著作らしい。1987年文藝掲載、著者27歳。池田晶子の「本気」を見た。参考文献リストの量からして情報量の莫大さは感じるが、変幻自在な思考の運動量を感じ、読後疲れる。読者は著述の10分の1の時間/労力で足りると言われるが、恐れ入った。読中「これは…」と何度も唸る、光る言霊が随所にある。「私は、私だ」と問う根源的な神的存在、意味の根源である言霊。一部の存在の律動、清冽な詐術といったタイトリング・センスも舌を巻く。2023/04/29

tunehiro

5
一貫して「存在」と「非存在」について述べていた、池田晶子の極めて歯ごたえのある初期論考2010/03/31

3
池田晶子先生の最初期の作品。あまりこの先生らしいものは薄いか。2023/04/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/425108
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。