シリーズ・古典転生
初期ストア哲学における非物体的なものの理論―附:江川隆男「出来事と自然哲学 非歴史性のストア主義について」

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  • サイズ A5判/ページ数 237p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784901477253
  • NDC分類 131.5
  • Cコード C1010

内容説明

ドゥルーズを触発した碩学ブレイエの高名な論考(1908年)の本邦初訳。数理物理学の衝撃のもとにある近代以降の唯物論とはまったく異なる初期ストア哲学の生物学的唯物論が提示する、存在と出来事を包括する自然哲学が“非物体論”として考察される。難解な論考の現代的意義を活きいきと開く訳者の長編解題を付す。

目次

初期ストア哲学における非物体的なものの理論(非物体的なもの一般について;論理学における非物体的なものと「表現可能なもの」の理論;場所と空虚の理論;時間の理論)
出来事と自然哲学―非歴史性のストア主義について(江川隆男)

著者等紹介

ブレイエ,エミール[ブレイエ,エミール][Br´ehier,´Emile]
フランスの哲学史家。1876年4月12日に生まれ、1952年2月3日に没す。第一次世界大戦に従軍し左腕を失う。1919年より没年までソルボンヌで教鞭を執り、1944年にはアンリ・ベルクソンの後任でフランス学士院の会員となった

江川隆男[エガワタカオ]
1958年東京都生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程退学。現在、首都大学東京都市教養学部人文・社会系研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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