よせやぃ。

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  • サイズ B6判/ページ数 335p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784901391856
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0010

内容説明

「雑談をしませんか」ということから始まって、本書はできあがった。インタビューをしたのは、大学時代から断続的ではあるが関係が続いている5人。5回にわたるインタビューでは、各人が聞いてみたいことや疑問に思っていることを愚直にお伺いした。だからこそ、吉本さんには自由奔放に語っていただくことができ、これまでに類を見ない内容になっていると自負している。

目次

教育について―第一回雑談会二〇〇五年七月三一日
人間力について―第二回雑談会二〇〇五年九月一一日
自意識について―第三回雑談会二〇〇五年一一月六日
歴史を流れるようにするとは―第四回雑談会二〇〇六年四月一六日
時代の自意識について―第五回雑談会二〇〇六年六月一八日
雑談会に参加して

著者等紹介

吉本隆明[ヨシモトタカアキ]
1924年東京生まれ。東京工業大学卒業。詩人として出発し、戦後は文芸評論家としても活躍する日本屈指の思想家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ピラックマ

1
とにかく箴言として響く言葉が一杯。流石です。 「人間力」=人間が理想の可能性を描き得る力。 どんなにつらくても苦しくても、生きる方向に矢印を向けなければ人間の生き方じゃない。2017/03/31

ゆーや

1
2012年26冊目。 故吉本隆明さんと本の編集グループによる5回に渡る雑談を集めた本。 歴史・思想の知識が足りずついていけない部分も多かったが、 強調ポイントを平易な言葉で繰り返し語る吉本さんの独特な語り口のおかげで、エッセンスは強く残った。 人間が理想の可能性を描き得る能力である『人間力』と、 「明日お前が大臣になってみろ」と言われて、今自分のいる場所ですぐ答えられる準備の力『構想力』、 これを半分の人が持つようになったら自然に社会が変わっていくという考えがとても印象的。 賛否や実現可能性云々ではな2012/03/20

Sai

0
著者の本は本書が初めてなので、取っ掛りとしては非常に入りやすい対談形式での内容。人間力・構想力と本書において重要な要素が入っている表現で、各々人間が理想の可能性を描き得る能力、 並びにそれを実現する為の準備力と説く。これらを世の過半数が持てば、自然と社会は変わるという世界観には惹きつけられる。2015/01/15

akane

0
自意識があるか、自意識に響くかどうかで文学作品の良し悪しが決まるんじゃないか、というくだりが興味深かった。自意識=持続性・永続性がある、ということらしい。偶然性を排除した必然、とも。2014/09/11

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