That’s Japan
日本映画は再興できる

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784901391368
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0030

内容説明

「洋画」と「邦画」しかない世界、日本人に「興味をもたない」日本人…映画の凋落の原因はつまるところこれに尽きると李鳳宇は語る。世界の映画は常に新しい血、少数者の価値観に支えられ、発展してきた。「ニューカマー」が活躍するハリウッドはその典型だ。しかし、自らの依拠する文化も誇りも見失い、哲学もない日本に、かつての栄華が取り戻せるだろうか?著者はプロデューサーであり、配給、劇場経営もこなす。新しい価値観をもつ日本映画をつくるために、この三つの役割を必然として引き受けてきた。救いようもなく弛緩した業界のシステムから離れ、少数派としてのバランス感覚と情熱で日本映画をつくる…そこに一筋の光が見える。日本映画は再興できる。

目次

日本映画のシステムを解剖する
新しい価値観で日本映画をつくる

著者等紹介

李鳳宇[リボンウ]
1960年京都府生まれ。朝鮮大学卒業後、パリに留学。映画プロデューサー。89年に配給会社シネカノン設立。アジア・ヨーロッパの秀作を中心に配給活動を行い、93年、初製作の『月はどっちに出ている』が興業的にも成功。00年には『シュリ』を配給し韓国映画ブームの火付け役となる。94年から銀座、渋谷で劇場経営も手がけ、映画への情熱と優れたビジネス感覚で日本映画界に新風を吹き込んでいる
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