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内容説明
たとえば、あなたが犯罪の容疑者、被害者のいずれかに立たされTVカメラや記者に始終付きまとわれたとしよう。警察情報はひとり歩きして、あなたと違う「人間像」がつくられる…誰にでも起こりうる恐ろしい現実。そんなとき、あなたは何を支えに生き、誰に向かって真実を主張するだろう?情報の真贋を見極めることは、報道に携わる人間の資質でありモラルでもある。誤ったら公に反省すればいい。しかし、現在は報道も消費の対象であり「娯楽」でもある。長い記者生活のなかで、鳥越は「真実」を追い続けてきた。失敗もあった。そこで、彼は何を学び、どう伝えてきたのか?「ニュースの職人」を自認する鳥越の発言は、警鐘に満ちている。
目次
足元を見られたマスメディア
報道に「真実」はあるのか?
新しいメディアの形
著者等紹介
鳥越俊太郎[トリゴエシュンタロウ]
1940年福岡県生まれ。京都大学文学部卒。毎日新聞社会部、テヘラン特派員、『サンデー毎日』編集長を歴任。89年より『ザ・スクープ』(テレビ朝日系列)のキャスターとして活躍。「ニュースの職人」を自認し、2001年には「桶川ストーカー殺人事件」の一連の報道で「日本記者クラブ賞」を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。