学力づくりで子どもが変わる―学習能力を育てる授業づくり

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学力づくりで子どもが変わる―学習能力を育てる授業づくり

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  • サイズ B6判/ページ数 182p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784901330237
  • NDC分類 375
  • Cコード C0037

出版社内容情報

どんな教育方法にも、子どもたちをスポイルする危険性があります。そこで問題になってくるのが教師の子ども観・教育観です。
教師の仕事の基本は、どんな子ども観・教育観をもつか、というところにあります。それがしっかりしていなければ、まわりの状況や教育行政の流れに押され、目の前にいる子どもたちと向き合うことができなくなります。
自分の子ども観・教育観をきたえ、それを基底にして、すべての子どもに学習能力をつけ、学力を高めるための授業をつくる──そのための方法を実践をもとに詳しく紹介します。

1 子ども観・教育観をきたえる
2〈読む〉──読解力にかける
3〈書く〉──文章化にかける
4〈計算〉──計算力にかける
5〈家庭学習〉──自己教育力にかける

 私がもう一つ課題としているのは、「学力のつけ方」の問題です。(中略)子どもたちは心地よさのもとにきたえてやらなければうまく育たないのです。
 子どもたちの非行の問題や少年の凶悪犯罪が話題にされるとき、その背景としてよく学力の問題が取り沙汰されます。そして、「非行に走る子にも高学力の子がいる」「凶悪犯罪を犯したあの事件の子は高学力だった」と、あたかも学力形成と人格形成を対立させるような論調で語られます。私は、このような論調にふれるたびに腹だたしさを覚えます。逆の事例がいっぱいあるのに、ある事実をもって学力形成と人格形成の関係について結論を導くことは、科学的になんの意味ももちません。一つの事実のみに性急に結論づけることで、真実をゆがめてしまっています。
 このような一面的な論調になってしまうのは、「学力のつけ方」に目を向けていないからです。
 私は、子どもたちの学力と人格との関係を話題にするときは、学力の高さだけでなく、学力のつけ方も問題にすべきだと思っています。教育は教材だけでは成り立ちません。教材をとおして教師と子どもがかかわることで教育は成り立っています。そして、教材をとおして教師とかかわり、友だちとかかわることで授業は成り立っています。

“心地よさのなかで鍛える”それが授業の真髄です。「個」と」「集団」の双方を位置づける授業の技をみがく!

内容説明

どんな教育方法にも、子どもをスポイルする危険性がある。心地よさのなかで子どもたちに学習能力をつけていくためにどうしたらいいのか、教育観・子ども観を見直し、これからの授業づくりを探る。

目次

1 子ども観・教育観をきたえる(人間の発達から教育をとらえ直す;小学校六年間でどんな力をつけるのか ほか)
2 「読む」―読解力にかける(読解力をつければ学力回復ができる;説明文の授業で読解力をつける ほか)
3 「書く」―文章化にかける(「書く」ことには子どもを変える力がある;書く機会を増やし書く力を育てる ほか)
4 「計算」―計算力にかける(「できる」ことが子どものよろこび、意欲に;計算力を突破口に学力回復をはかる ほか)
5 「家庭学習」―自己教育力にかける(宿題とはなにかをあらためて考える;どのような内容の宿題を出すか ほか)

著者等紹介

久保斎[クボイツキ]
1949年京都市生まれ。立命館大学文学部、静岡大学農学部など中退と浪人をくり返し、ようやく京都教育大学教育学部哲学専攻を卒業。京都市の公立小学校教師。学生時代から子ども会活動、人形劇など児童文化活動を行ない就職後も京都子どもを守る会や家庭塾連絡会など地域での教育活動にかかわってきた。20年来「学力の基礎をきたえどの子も伸ばす研究会」(旧・落ち研)で「読み・書き・計算」の発達的意義について研究しつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。