あの事件を追いかけて

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784901203449
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0036

内容説明

酒鬼薔薇聖斗、宮崎勤、阿部定…世間を揺るがした33の事件の現場とその後。

目次

ホテルニュージャパン火災後の廃墟―プロローグ
21世紀
90年代
80年代
70年代
戦後
戦前
忠臣蔵・吉良邸討ち入りから300年―エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

itokake

10
事件現場に足を運び、そこに住む人々に取材し、2010年(出版時)の視点で見つめなおした本。意外に現場の人は事件を知らない。戦前戦後の古い事件まで取り上げていて興味深い。かつての貧民窟も今は普通の住宅地。鎌田慧の時評は一読の価値あり。阿部定事件や津山30人殺しは、中国大陸へ侵略する前夜の鬱屈した民衆のエネルギーという。スチュワーデス殺人は知らなかった。国外逃亡のベルギー人神父どうなった?「消えた神父を追え」を読まねば。あと、3億円事件で誤認逮捕された青年。マスコミに私生活を荒らされ、人生を破壊。忘れるまじ。2021/08/22

さといも

8
事件の現場を訪れましたってやつです。あまり重々しくなくあっさり読めました。事件を起こした人、事件に巻き込まれた人を知っている人はあまり見ず知らずの人に話をしないけど、そうだよね。筆者さん頑張ったんだなぁと思います。練馬一家殺人事件の、残された娘さんが幸せである事を願います。2016/08/26

しげ

4
実際に、事件現場となった土地を歩くことで見えてくるものがある。たとえなんの痕跡も残っていなかったとしても「なんの痕跡も残っていなかった」という事実がひとつの知見になる。興味深かったです。2023/12/19

澤水月

2
東京以外出身で、かなり最近までホテルニュージャパン火災痕地見られた事を知らず。95年の内部潜入写真が大量に載っていたので入手、酷さ実感できた。警官に誰何されるも黙認(オウムの年に!)とは今なら考えられないだろう。ただアキバ事件から遡り阿部定、一気に忠臣蔵まで飛んで現場住人に話を聞く構成はうまくない、当然後になるほど事件を知らぬ人が増え…愛犬家連続殺人の関根が近隣住民らに蓋の開いた缶珈琲配ってたとかは面白かった。神父による戦後すぐの事件はなぜか03年にたけしがインタビューしたことあるの触れても良かったのでは2013/08/04

HANA

2
殺人現場を探訪したものだが、ホテルニュージャパン跡地と赤穂浪士が目新しいだけで、あとは他のこの手の本と被る。盛り込んである事件が多いために一つ一つが薄味になり、その上事件に関係のない雑談も多いためそれがさらに薄くなっている。年代毎に概説みたいなのがあるが、それも単純に社会が悪い論になっていてワイドショーのコメントの様である。タイトルから事件の後日談や現在どうなっているかを書いた物と思い込んでいた、失敗した。2010/08/23

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