内容説明
本書は自殺が起こってしまった後の悲しみや問題についてではなく、それ以前の出来事である自殺の傾向を示す言動について限定して述べている。
目次
第１章 自殺行動についてのさまざまな視点と背景（はじめに危険ありき；自殺前症候群とは；自殺についての理論 ほか）
第２章 予防と援助（予防；危機介入；再発予防（アフターケア））
解説 孤独な魂の叫びを受けとめるために（いじめは自殺のすべての原因なのだろうか；自殺に関する家庭理論；群発自殺 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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とても良い本だった。自殺をしようとする子供に直面している人が、何を見るべきか何をなすべきかに率直に向き合っている。美談に傾きすぎず、理論で突き放しもせず、とてもいいバランスで、自殺というナイーブなものに向き合う。想定される読者に対する配慮も行き届いている。とても良書だ。2019/01/24
