目次
ガソリンスタンドの仕事をした時
学園で強まる社会参加のうねり
上司Fとの出会い、就職して仕事に燃えた頃
P子とのストーカー恋愛の思い出
創価学会に走った私
グループホームに移行した頃
苦役としての仕事観の変貌
ギャラリーカフェとの出会い
退職に至る経緯
石井先生の見方
グループホームの生活
ドナ・ウイリアムスのようにはなれない??
自閉症の老後について
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsuko
9
今まで読んできた自閉症ご本人作品とはまったく違う、でも一番考えさせられた作品。 リアルな気持ちと障害者雇用の現実が書かれ、読後感は良くない。でもこれが現実。 この本が出版されてから15年経ち、そろそろ還暦の著者はどうされているのだろうか。ここに書かれている「自閉症の老後」を実践していくのだろうか。気になることはたくさんある。出版に協力された石井哲夫氏は、研修で登場したあの人だ!とつながった。もっともっと知りたくなる気持ちにさせられたという意味でも、自分にとって忘れられない一冊になるだろう。 2019/04/16
たかC
1
(後日編集します) 確かにこれは、自己中心的な自分の言い分だけに終始した内容のように思えます。 しかし、これは自閉者の書いた文章であって、いわゆる健常者が書いた文章と全く同じ字面でも、その実態は全く違うということです。 例えば、企業は障害者の客への暴言をかばわないといけない、という主張は、暴言を許容せよ、という主張ではなく、単に「パニックを起こして、とっさに暴言を吐く、そのような自己コントロールが効かないで起こる事故を事故だと認めてほしい、故意だと言わないで欲しい」ということではないでしょうか。2020/07/17