内容説明
私はここにいる。どこから私?どこまで私?空気の中に魔法のペンでラインを引いていく。これは、あなたをしめ出す壁じゃない。私自身の人生をつくるための、境界線。
目次
1 変えられるもの、それは自分―序章
2 私とあなたを分けるもの―「自他境界」をつくる作業
3 人との関係に踏み出す―対等なコミュニケーションを学ぶ作業
4 私の思いを伝える―自己表現の作業
5 親密な関係ってどんなもの?―親しくなるプロセスを知る作業
6 親密さを育てていくには?―関係の維持・修復・終結の作業
7 私が素顔になれる時間―セルフケアの作業
8 どんな自分になりたいのか?―ゴールを設定する作業
9 私を応援してくれるのは誰?―サポートの輪をつくる作業
10 この道の途上で…―自分のプロセスを確かめる作業
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青蓮
97
読友さんがオススメしてくれた本です。「AC」としてバリバリに凝り固まってる私にとって、この本は大きな指針となりそう。対人関係に困難がある私の何処に問題があるのか本書はずばり指摘しています。私が対人関係で取っていた態度はまさに「共依存」の典型で、いつも自分の感情を抑えて嫌でも「NO」とは言えず、たえず他者の顔色を窺っている--これでは当然ストレスが溜まる一方。そしてそのストレスを解消しようとこの頃では過食に走っていることに本書を読んで気付きました。健全な自分を取り戻す為にも、この本は繰り返し読んでいきたい。2016/03/08
青蓮
92
再読。人間関係を築くのがとにかく苦手な私にとって本書は参考になります。でも実行するにはハードルが高い気がします。そして自分と他人を分ける「境界線」が大分混乱している模様。いっぺんにあれもこれも出来ないから、ゆっくり少しずつやっていくしかないのかな。じっくり自分と向き合いながら、豊かで健全な人間関係を作っていきたい。過去も他人も変えられない。変えられるのは「私自身」。「変えられないものを受け入れる落ち着きを。変えられるものは変えていく勇気を。そして二つのものを見分ける賢さを」この言葉を忘れずに胸に刻もう。2016/07/11
shikada
31
アダルト・チャイルド(AC)が抱える問題にフォーカスして、他人との距離のとり方を教える一冊。自分はいわゆるACではないけれど、「アサーティブ」(=対等で率直な自己表現)のくだりはとても参考になった。コミュニケーションは勝ち負けじゃないし、特攻でも受け身でも遠隔操作でもない。「相手と自分は違う人間」「相手の感情と自分の感情は別物」と考えることが、当たり前だけれど凄く大事なことだと感じた。2020/01/16
銀の鈴
21
正確には再読なのですが、この本はとても良い本です。平易な言葉で書かれており、具体的で取り組みやすい。今現在、とても苦しんでいる人にもおすすめです。2018/03/09
ミエミル
19
★2.52017/12/12