内容説明
映画が誕生してまだ間もない頃、東北の田舎で一人の男子が生を受けた。円谷英二―少年は空を飛びたかった。遙か遠く、まだ見ぬ世界の果てまでも。やがて彼は、空想の翼を手に入れた。特撮という名のその翼は、多くの夢をのせて今も大空を駆け巡る。
目次
英一の夢
映画人・円谷英二の誕生
円谷特撮の本格開花
夢の続き
著者等紹介
鈴木和幸［スズキカズユキ］
昭和３４年１２月１日生まれ。福島県須賀川市在住。生家は円谷英二の実家のすぐ近くである。４歳のとき「モスラ対ゴジラ」を見たことによって特撮映画に目覚め、以来特撮・怪獣映画の虜となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鈴木誠二
0
著者が映像メディアとは関係のない良さがあり、東宝よりでも円谷よりでもないニュートラルな視点での円谷英二像を描いている。円谷プロが内包していた資金面でのルーズさは創立者ゆずりであることも実に良く分かった。いつか生家のある須賀川にも行ってみたい。2013/08/26
