痛快・父子(おやこ)血風録

痛快・父子(おやこ)血風録

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  • サイズ A5判/ページ数 239p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784900918528
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

戦後のモノ不足にも負けず、正当的ワルガキとして成長し続けるオヤジと、豊かな時代を規格外れに育ち、まだ「遊び足りない」という息子のガチンコ対論。

part1.悠久の大地アフリカの風に吹かれて
【父子のずっこけ冒険旅行】
少年ケニヤをめぐる親父の魂胆/武田流航空会社選びのコツ/子連れサファリは冷や汗の連続/マサイ族の五感はすごかった!/無我、マサイ族に連れ去られる!?/サバンナの夜は更けて/子どもの感覚、大人の感覚/レッドフォードと武田徹の意外なつながり/アフリカを世界遺産に指定せよ

part2.右頬を殴られたら両頬をぶん殴れ!
【武田流子育て論】
親父、道場で醜態をさらす/空手を始めていじめが消えた/実戦! 池袋事件のてんまつ/無我流喧嘩の極意

part3.七転び八起き!人生至るところに挫折あり
【父子の教育論】
「勉強しろ」は親父のエゴだ!/武田家を震撼させた専門家の一言/中学や高校なんかで人生は決まらない/学生寮強制退去事件/偏差値なんてくそ食らえ!/大事なのは「腐っても早稲田」って気持ち/当世大学生気質/大学は楽しい、未来はもっと楽しい

part4.われらがシネマ・パラダイス
【映画館は学校だ】
親父と息子の映画初体験/ハリウッド映画から寅さんまで/とことんクロサワ映画の魅力/豊かな時代の映画の不幸/映画作りのためにもっと遊びたい!
●息子のエッセイ
阿弗利加の息/少なくとも俺には、帰る場所があった/瘋癲浪人日記/「オト事師たち」より 人類学入門

著者・武田徹よりご挨拶
 最近、男がどうも元気無い。そう感じるようになって久しいものがあります。かつて『男は黙って○○ビール』というテレビのコマーシャルがありました。あの当時の男たちは黙していても行動が生き方を物語っていました。
 今はどうでしょう。そんな<男>はほとんど見受けることもなくなりました。仕事一途の中年親父は疲れきっています。その息子世代にも型破りな奴がいなくなったのも事実です。たまたまいる型破りは、頭の破れたキレた若者という情けないありさまで、何をしでかすかわかったものではありません。昔は『キレる奴』といえば、最高に賢い男を形容した言葉でしたが、やはり時代は変わったのだとしか思えません。
 私たち父子は特に型破りで元気がいいという訳でもありません。ただ、あまり世間の価値基準とやらを意識せずに生きてきただけです。「せっかくこの世に、父と子として生を受けたのだから、二人でできることは楽しもうや」と。そうして生きていく内に、いつの間にか互いに人生を語り合える父子になっていた、というのが本当のところです。
 本書でちょっとばかり元気の無い親父や息子たちにエールを送れたら、と願っております。また男

こんな父子がいても、いいじゃないか!
(ご注意)責任を負いかねますので、良い子の家庭では決して読まないで下さい。