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内容説明
『哀しい性』をはじめマスコミになぜ明菜はたたかれるのか。沈黙を守り歌う姿に心打たれる。ポポロは明菜に代わって、彼女の真実の声を伝えたい。
目次
第1章 中森明菜の心象風景を探る
第2章 ’93年7月、千葉・大多喜町への小旅行
第3章 幼少のころ、母との思い出
第4章 弧独と隣りあわせの場所にいた
第5章 歌こそが自分自身の存在証明に
第6章 歌手になりたい!なぜなら…
第7章 歌手・中森明菜が歩んできた道
第8章 生まれてきてよかった
第9章 中森明菜inニューヨーク7日間
第10章 いちばん大切なこと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マガジンひとり
2
子どものように純粋な明菜は、芸能界という泥水に咲いた蓮の花。世渡りが下手でも、歌を通しては比類ない才を示す。きょうは彼女の誕生日。前途に幸多からんことを祈る2014/07/13
nightowl
1
スタッフからの証言によるレポート本や主観の強い研究本が最近度々出ており、本人の言葉が聞きたいと強く思ったので読了。つくづく頑なで価値観の全く変わらない人。こういうことがやりたいという情熱的な気持ち、きょうだいの多い家庭で育ったが故の気遣いたい気持ち、母親譲りのおかしいことはおかしいと素直に言いたい気持ち。ぐるぐると渦巻いたまま感情の整理方法を教えてくれる大人がいなかった辛さが浮き出される。とはいえ、歌が救いになる人だけにまた何とか表舞台に出てほしい。2023/06/27
kaorun_109
1
「私の血を、真っ赤な生きた血を注ぎたかったから」。(pp.104)2018/04/13
ソノダケン
0
幼少時から黒人音楽に親しんだ明菜は、ビートルズやカントリーミュージックが嫌い。裕福ではないがハイカラな家庭だった。中2で『スター誕生!』に挑戦するころにはすでに独自の世界を確立し、審査員に「童顔だから童謡でも歌えば」と言われ激怒、「スタ誕は童謡を受けつけないでしょ!」とステージ上で噛みつく。最大の挫折は言うまでもなく、1989年の近藤真彦とのゴタゴタ。ちょうど昭和天皇の病気と死の直後で人々は芸能ニュースに飢えており、必要以上に騒ぎが拡大して明菜はダメージを負う。昭和最後の歌姫は、平成の歌姫になれなかった。2016/12/21