出版社内容情報
個別言語の記述において非常に困難な問題を提示する分野のひとつであり、知っているつもりでも説明することが難しい時制とアスペクトを、体系的に分類・整理して、文章中でどのように扱うかを明快に解説している。
内容説明
日本語の「時間軸」を考える。過去・現在・未来を表す「時制」に対して、反復・習慣や完了・非完了など、話者の主観を伝える「アスペクト」は、非常にとらえにくい。本書では、知っているつもりでいてなかなか説明できない時制とアスペクトを、系体的に分類・整理し、明快な解説を加える。
目次
第1章 動詞句のタイプ(状態動詞;経続動詞;瞬間動詞;「第四種」の動詞)
第2章 時制(時制体系;主節の時制;従属節中の時制)
第3章 アスペクト(日本語のアスペクト形式;「テイル」形;「テアル」形)