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出版社内容情報
本巻では奄美の自然に根ざした村々のくらしについて奄美大島と請島、加計呂麻島での計8か所の聞き書きをまとめたブックレット。畑作と稲作についての話、島の自然が変貌して行くようす、炭焼きの話、海人の話、くらしの中でソテツがいかに重要で、どのように食べられていたかなど、忘れてはいけない自然と人間の関わりが淡々と語られている。
第1章 瀬戸内町清水・畑仕事が人生だから
田んぼの肥料/ソテツは恩人/二期作の話/さまざまな植物利用/イノブタを最初に作った話/シマの死者の数/座っておっても畑はできる
第2章 瀬戸内町蘇刈・島に田んぼのあったころ
蘇刈に田んぼのあったころ/ソテツの葉の痛み/田んぼの溝にいた生き物たち/田植えのふるまい/稲作と行事/畑と家畜のこと/ワラビナカシと呼ばれたカズラ/シイの実と流木の利用
第3章 瀬戸内町嘉鉄・夏のウナギ捕りは楽しかった
ソテツの葉の記憶/ウナギ捕りは夏の楽しみ/田んぼの周辺/竹山も重要だった/家畜のこと/村は森みたいだった/まるで浦島太郎のよう
第4章 瀬戸内町瀬相・住民の足を守り続けて
アメリカ生まれの変な外人です/地域の足としてバスを走らせ続ける/