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間違いだらけの原子力・再処理問題

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  • サイズ B40判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784898315811
  • NDC分類 539.48
  • Cコード C0234

内容説明

原子力に関するメディア報道は、原子力の「必要性」や「安全性」や「国民がそれにどう依存しているか」について、冷静になされていない。今回、原子力のなかでも重要なテーマである「再処理問題」について分かりやすく解説した。

目次

第1章 放射能と放射線影響(何が問題になっているのか;放射能とは何か ほか)
第2章 再処理工場の放出放射能(再処理工場が扱う放射性核種とは何か;再処理工場による周辺影響とは ほか)
第3章 原子力発電所と再処理工場の対比(「放射能は四万七千人分の致死量」は本当か;放出放射能の議論における「濃度と量の混同」 ほか)
第4章 再処理路線の意義(再処理工場の役割;再処理工場は廃棄物処理施設か ほか)
第5章 日本のエネルギーを支える原子力と再処理(深刻な「我が国のエネルギー事情」;エネルギー供給における原子力の位置づけ ほか)

著者等紹介

山名元[ヤマナハジム]
京都大学原子炉実験所・教授。1953年京都市生まれ。1981年、東北大学大学院工学研究科博士課程修了。東北大学工学博士。1981~1996年、旧動力炉・核燃料開発事業団(現日本原子力研究開発機構)にて、再処理開発や先進リサイクルシステム開発に従事。同事業団主任研究員を経て、1996年より京都大学原子炉実験所。専門は、アクチニド化学、再処理化学工学、核燃料サイクル工学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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つよっし

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原発そのものではなくあくまでも再処理に関する本。そのため、原発ありきで論じられている。 原発そのものより再処理施設のほうがリスクが少ないようだが、現時点ではもはや原発そのものの是非が問われており関心は薄い。 放射能に関する説明とリスクに関する議論は参考になった。「リスク=ハザード×暴露確率」。 特に不可逆的ハザードに対しては確率低下とハザード発生時の準備が徹底的に求められるが、福島原発事故は確率のゴマカシと準備不足の多重人災。後者は想定外で済む問題では無い。 2011/04/13

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