目次
「知性」も「情報」も毒がある
「インフォー」を軽視するなかれ
クラシファイド・インフォメーション
人権保障と社会の安全確保
「ウサギの耳」にできること
九・一一テロをなぜ予測できなかったのか
オキナワという名の「学校」
特務ハ特務ヲ特務ス
与件を疑うことから始まる
情報融合と外交一元化〔ほか〕
著者等紹介
大森義夫[オオモリヨシオ]
1939年東京生まれ。東京大学法学部卒業。1963年、警察庁に入庁。日本政府沖縄事務所、在香港総領事館領事、鳥取県警察本部長、警視庁公安部長、警察大学校校長を歴任。1993年から1997年まで内閣情報調査室室長。NEC取締役専務を経て、現在、同社顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kentaro
30
日本はかつて、日露戦争の時代、インテリジェンス機関を持ち、いち早く世界情勢を察知し、戦略を打ってきた。 情報は人の知らない新しい知識の提供になる。そしてその情報が正確でなければ、国自体が混迷してしまう。 よく、日本は平和国家だから他国の情報を採ったりしないというような幼稚な議論があるが、最低限、デマ情報を検証し、反駁する程度のインテリジェンスがあって何か悪いことがあるだろうか。 平和国家は無知でお人好しな国家のことではない。 現状では、日本のインテリジェンスは、組織の面でも技法の面でも大きく遅れている。2019/09/23