汚名―B級戦犯 刑死した父よ、兄よ

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784898311226
  • NDC分類 329.67
  • Cコード C0034

内容説明

「百人斬り競争」は、新聞記者の創作だった!無実の罪で処刑された向井・野田少尉の無念!「百人斬り訴訟」を闘った遺族の慟哭の手記。

目次

第1章 「百人斬り訴訟」で父たちの無念を想う(「百人斬り競争」を創作した新聞記事;父の汚名をそそぐために;事実を語る資料を探し求めて ほか)
第2章 兄・野田毅の三度目の死(世界が凍りついた瞬間;裁判官は「明白に」被告側だった;私たちは「明白な虚偽」を立証した ほか)
第3章 父・向井敏明の魂は大八洲に帰った(父は追憶の中に生きている;「大きな力」に屈した裁判の後で;卑屈を排し、誇りある日本へ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Maiラピ

28
8月に一つ戦争関連の本をと、チョイスしたのですが、今までかかってしまいました。“百人切り競争”自体を知らないという自分の無知さを思い知らされ。今も戦争が終わってない人たちがいるんだな、って他人事のように読んでいると、そこに今現在も続いている中国に対する日本の弱腰外交の一環が見えてきて、なんだかゾクッとしました。中国のねつ造の国策も狂気だな。“ザレイプオブナンキン”は知っていたのに、この話とは結び付けなかったな。もっといろいろ知らないと申し訳ない。日本を守って逝ったひとたちに。2012/09/09

北本 亜嵐

14
「百人斬り競争」というフィクションで「戦犯」として刑死した向井少尉の2人の娘さんと野田少佐の妹さんが父と兄の「汚名」を晴らすために出された本。以前に関連本を読んだことがあるが、どう考えても日本刀で100人の人間を斬れないし、両氏の勤務形態上、そのような行動が出来るはずはない。残されたご遺族の怒りや悲しみが文章から滲み出ていて、涙なしでは読めない。2015/05/16

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