内容説明
大虐殺を繰り返す中国、敵をも慰霊する日本。
目次
第1章 国防の思想―城郭都市を築いた中国、城下町をつくった日本
第2章 攻城戦―屠城にまで至る中国、開城をもって結着する日本
第3章 野戦と合戦―「兵匪」と呼ばれる中国兵、戦士の倫理を守った日本兵
第4章 戦いの思想―大虐殺を繰り返す中国、敵をも慰霊する日本
第5章 兵糧調達戦―現地調達が共食いに及ぶ中国、「兵飢」が生じなかった日本
第6章 軍隊と民衆―民衆蜂起が天下を覆した中国、百姓一揆にとどまった日本
第7章 日中戦争―史上空前の中国内戦に巻き込まれた日本
第8章 士道と武士道―「術策詭計」を旨とする中国、「至誠」を旨とする日本
終章 戦争と平和―戦争を考えない「平和」は「無知の平和」だ
著者等紹介
黄文雄[コウブンユウ]
文明史家、評論家。1938年台湾生まれ。64年来日し、早稲田大学商学部を卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国之没落』(台湾、1991年)が大反響を呼んで以来、旺盛な執筆・評論活動を展開しており、次々と問題作・話題作を世に問うている。巫永福文明評論賞、台湾ペンクラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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