内容説明
誰も知らない、もうひとつの地球。都市の風景をミニチュアのように撮る写真家、待望のファースト写真集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
47
ミニチュアのジオラマみたいなこの写真、私達のいる実在の世界なんですって! ■ずっと観たかったこの写真集。なんてふしぎで楽しいのでしょう♪ 人も車も街も木も。焦点の合わせ方で、見慣れた景色がおもちゃみたい。■佐藤雅彦さんの寄稿も面白かったです。 写真を見るとは「『我々の目の前の三次元空間に存在している平面(写真)』の中に存在している三次元空間」を見る行為。この被写体深度と、このスケール感と、このディテールの関係が脳にとって全く新しいのである。■ほんとほんと。全く新しい体験にわくわくでした♡ (2006年)2017/07/24
ちえ
45
久しぶりに椰月美智子さんの「しずかな日々」を読み、これも久しぶりに本棚から取り出した。なんて不思議でミニチュアのよう。どこか音がなく感じる写真集。この切り取られた写真の風景は今はどうなっているのだろう。2022/08/29
たかやん
27
「見ろ!人がゴミのようだ」とはラピュタの台詞。「見ろ!人がジオラマのようだ」とはこの写真集で、実際の風景を模型のように撮影したもの。人はよく見ると判別できるものの、建物や乗り物・植物はほとんどジオラマにしか見えない。仮にこの中にジオラマの写真を1枚だけ紛れ込ませたとして、探し当てる自信ないです。本城さんは他に京都の写真集も発表されてるそうで、馴染みある風景だけにそちらもぜひチェックしてみたい!2017/12/15
tera。
27
ジオラマの写真集かと思ったら、現実の風景をジオラマのように見せているという事だった(ややこしいな^^;) 。 東京ドームや池袋駅などの分かり易い場所から、さっぱり分からない場所まで。プロレス会場や屋外の回るプールなんかは、本物だって判っているのに何だか作り物っぽい。今はデジカメにもジオラマモードというのがついているので、たまに使ったりもするけどやっぱりプロはひと味もふた味も違う。面白い試みではあるけれど、巻末に撮影場所を記載してくれたら嬉しかったな。2014/10/07
keith
25
ミニチュアのジオラマのような不思議な写真集。実際の風景をジオラマのように撮影しているそうです。どれも被写体を上方から俯瞰して撮影してます。どのように撮ってるんでしょうか。ドローンでも使ってるんでしょうかね。2016/09/21