内容説明
環境ホルモンの危険性は、これまでの毒物の働きとはまったく違う。私たちは考えの枠組みを変えていかなければならない。
目次
第1章 化学汚染史・被害者の叫びと環境政策の軌跡―足尾鉱毒からダイオキシン問題まで
第2章 法制度・規制手法だけで汚染はなくせない―「ごみ裁判」の経験から
第3章 情報公開・PRTR(環境汚染物質排出移動登録)をどう生かすか―鍵にぎる市民の働きかけ
第4章 海外の取り組み・企業と市民の相互理解の進め方―PRTRとリスクコミュニケーションを中心に
第5章 環境リスク論争・ダイオキシン対策は「空騒ぎ」か?―中西準子教授・日垣隆氏との論点
座談会 NGOの役割・“奪われし未来”を取り戻すために―いま、私たちにできること