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内容説明
「石の文化」の西洋に対して、日本は「木の文化」の国といわれてきました。しかし、いまでもそういえるのかどうかは疑問です。日本は、高度経済成長の時代を境に、それまでとはまったくちがう国になりました。農業国から工業国へ、「木の文化」の国から「石油文明」の国へと変わったのです。そして、林業と木材産業が力を失ってしまったために、国土の三分の二を占める森林を守ることが困難になっています。いまのような状態がつづけば、国土の安全が保てなくなります。地球環境を守るためにも、「木の文化」はもっと見直されてもよいものです。そこで、本書では、「木の文化」はなぜ受けつがれなかったのか、どうすれば取りもどすことができるかを考えてみました。
目次
建ててはこわし、建ててはこわし
住まいについて思うこと
木材というもの
くるわない木材
外材(外国産材)
住宅の「今」と「これから」
のちの世代のために