内容説明
基本的知識から実際のエピソードまでを交えた、専門医によるわかりやすいガイドブック。
目次
第1章 出生前診断とは?(安全な妊娠・出産のための評価;妊娠から出産まで ほか)
第2章 染色体ってなに?(日本人に多い先天性疾患;遺伝子、DNA、染色体の関係 ほか)
第3章 出生前診断でわかること(出生前診断で行われる検査;広義の出生前診断、狭義の出生前診断 ほか)
第4章 出生前診断を経験した家族のエピソード(一人目の子どもに異常がみつかった夫婦のケース;先天異常のある父親をもつ姉妹のケース1 姉の場合 ほか)
第5章 お母さんを支える遺伝カウンセリング(専門医と遺伝カウンセラーが担当;出生前遺伝カウンセリングの実際)
付録 避けられる先天異常もある!―母子感染を防ぐ具体策
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アセロラ
6
出生前診断は、安全な妊娠、出産のために行うものです。決して、中絶を前提とした検査ではありません。染色体の21番、18番、13番に異常があると、障害や病気につながります。その3つは、遺伝情報が最も少ない3つだから、「誕生」まで至ります。それ以外の番号の染色体に異常があった場合は、生まれることなく途中でほとんど流産してしまいます。私は体外、顕微授精で何度か妊娠に至らなかったので、勝手な考えかもしれませんが、出産まで成長することはすごいことだと思います。大変勉強になる本でした。2020/05/31