内容説明
エイズによる死亡者は年間310万人、HIV感染者は3940万人、新規感染者は490万人(2004年)と推計されている。増加率では、中国・日本を含む東アジアでの拡大が突出している。本書は、エイズとの闘いの歴史を振り返り、現状と課題そして「新感染症時代」のエイズの教訓をさぐる。
目次
第1部 バンコクから神戸へ(HIV/エイズの終わりなき夏―バンコク2004;明日への橋―神戸2005)
第2部 グローバル感染症とアジア(ストレンジャーがやってきた―横浜2003;中国のエイズ危機―北京2002;サマータイム再び―次の二十年へ)