内容説明
不知火海民衆史、ここに完結。「不知火海総合学術調査団」の団長として不知火海沿岸を調査。その成果として著された、水俣病関連の入手困難な論考を網羅。『水俣の啓示』を補完する論説篇。総論的位置づけ。
目次
不知火海漁民暴動
近現代の二重の城下町水俣―その都市空間と生活の変貌
公害都市水俣における人間と自然の共生の問題―汚染海域の環境復元と患者の現況及び環境教育について
新しい村へ―足尾→秩父→三里塚→水俣
不知火海総合調査三年目の夏に
鶴見和子と水俣
「支援」ということ
著者等紹介
色川大吉[イロカワダイキチ]
1925年(大正14年)千葉県生まれ。歴史家。東京大学文学部卒業。東京経済大学名誉教授。「民衆史」の開拓、「自分史」の提唱などで注目を集め、水俣病事件調査や市民運動にもかかわる。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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