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わかる実験医学シリーズ
発生生物学がわかる

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  • サイズ B5判/ページ数 189p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784897069593
  • NDC分類 463.8
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 マウス胚を中心とした発生メカニズムの基本から,ゲノムワイドな大規模プロジェクトに至る最前線までを,第一線で活躍する研究者がわかりやすく解説.さらに,充実したモデル動物別の各論にも注目!
発生生物学研究の“今”を知るためにオススメの一冊です.    

《目次》
概論
さらに発展する発生生物学 ―医療革命のためのシーズを提供(野地澄晴 上野直人)
1 ポストゲノム時代の発生生物学/2 発生生物学分野における20世紀最大の発見―発生を司る遺伝子群の存在/3 動物の発生に関与する遺伝子は共通している/4 マウスの発生過程と本書の構成との関係/5 将来の展望 ―新生物を設計し,作製する?
基本編
第1章 生殖細胞形成
生殖細胞形成(相賀裕美子 松居靖久)
1 生殖細胞の誘導/2 生殖細胞の増殖と移動/3 性分化に伴った生殖細胞の成熟と分化/4 他生物との比較
第2章 初期発生過程
1)初期発生過程 ―受精から原腸陥入まで (佐々木洋)1 発生段階と細胞系譜/2 分化の全(多)能性とES細胞/3 原腸陥入と胚葉形成/4 今後の課題2)体軸形成(中村哲也 濱田博司)1 前後軸形成/2 背腹軸形成/3 左右軸形成
第3章 細胞の分化過程
1)非対称細胞分裂(松崎文雄)1 非対称分裂の基本的な特徴/2 卵形成と卵割/3 神経前駆細胞の非対称分裂/4 今後の研究の展開2)体節形成と時計(別所康全 影山龍一郎)
1 体節形成/2 分子時計の発見/3 分子時計のメカニズム/4 今後の課題3)神経堤細胞分化(若松義雄)1 神経堤の形成/2 神経堤の脱上皮化/3 神経堤の移動/4 神経堤の分化
第4章 外胚葉系器官形成
1)頭蓋の形態発生(倉谷滋)1 頭蓋の組成と神経堤細胞/2 系列相同性とHoxコード/3 誘導的組織間相互作用と鰓弓のデフォルト形態2)脳・神経系形成(須田容子 相沢慎一)1 脊椎動物のボディプラン/2 頭部誘導/3 脳の領域化/4 終脳形成3)感覚器系形成(近藤寿人 内川昌則)1 感覚器プラコード/2 眼の発生/3 水晶体の発生/4 網膜の発生/5 内耳の発生4)表皮系形成(稲松睦 吉里勝利)1 皮膚および毛器官の形態的特徴/2 皮膚の発生/3 毛包の発生/4 毛包形成における真皮シグナルと表皮シグナル/5 毛包発生における上皮-間充織相互作用に関与する因子
第5章 中胚葉系器官形成
1)筋肉系形成 (入江直樹 瀬原淳子)1 系譜 ―筋肉はどこからできてくるのだろうか?/2 分化 ―細胞の視点から筋形成をみると?/3 体節の分化 ―Wnt,Shh,BMPシグナルのクロストーク/4 肢芽・横隔膜などへの遊走機構/5 分化・成熟過程は未解明問題が山積み/6 再生は“発生の繰り返し”なのだろうか?2)軟骨・骨系形成(丸山善治郎 小守壽文)
1 内軟骨性骨化/2 付属肢骨格(胎肢骨)の発生/3 軸骨格の発生/4 頭蓋の発生/5 永久軟骨の発生3)循環器系形成(中島裕司)1 血管発生/2 心臓発生4)泌尿器系形成(原田美貴 西中村隆一)1 泌尿器系臓器の発生の概略/2 腎臓の発生/3 生殖腺,付属器の発生/4 現在の注目点と今後の課題
第6章 内胚葉系器官形成
1)消化器系形成(八杉貞雄)1 マウスにおける消化器官の発生様式/2 発生を進める遺伝子/3 他の脊椎動物との共通点と相違点/4 消化器官形成研究の意義2)呼吸器系形成(崎山潤一 黒岩厚)1 呼吸器官の器官形成のあらまし―古典実験発生学が明らかにしたこと/2 呼吸器官の位置はどのようにして決められるのか?/3 肺の器官形成/4 気管の形成

内容説明

ポストゲノム時代のなかで新たな進展を遂げ、クローン技術、再生医療への期待もますます高まる発生生物学研究の“今”を知る!マウス胚を中心とした発生メカニズムの基本から、ゲノムワイドな大規模プロジェクトに至る最前線までを、第一線で活躍する研究者がわかりやすく解説。さらに、充実したモデル動物別の各論にも注目。

目次

概論(さらに発展する発生生物学)
基本編―マウスの発生(生殖細胞形成;初期発生過程 ほか)
トピックス編(ゲノムワイドな発生生物学;体細胞クローンマウス ほか)
モデル動物編(プラナリア;線虫 ほか)