内容説明
研究テーマを見失ったハーバード教授は、実験室を出て、野生のシロイヌナズナの観察をはじめた。植物は、なぜ育つのか!?風景も、音楽も、子供たちとの触れ合いも、すべてが植物の成長を思うことにつながる生活で、研究へのエネルギーが戻るきっかけは、意外なところからやってきた!芽生えから展葉、開花、結実、枯死という、植物の一生:種から種までの、驚きにあふれる生活史を、分子遺伝学の研究成果をまじえながら、詳細に語る。
目次
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
後日談
著者等紹介
ハーバード,ニコラス[ハーバード,ニコラス][Harberd,Nicholas]
世界をリードする植物科学者の1人。イギリス、ノーリッジにあるジョン・イネス・センターで研究チームを率いる一方、イーストアングリア大学の生物科学科の名誉教授を勤める。2008年には、オックスフォード大学セントジョンズ・カレッジの教授かつ植物科学のSibthorpian Professorに就任。数多くの科学論文の著者であり、NatureやScienceといった一流の国際科学雑誌にも論文を載せている
塚谷裕一[ツカヤヒロカズ]
1964年神奈川県生まれ。東京大学理学部植物学教室卒業、東京大学大学院理学系研究科(生物科学)博士課程修了。博士(理学)。現在、東京大学大学院理学系研究科教授、自然科学研究機構基礎生物学研究所客員教授
南澤直子[ミナミサワナオコ]
1984年東京都生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。現在、東京大学大学院理学系研究科修士課程在学。専攻:生物科学。所属大講座:進化多様性生物科学大講座(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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