内容説明
およそ450万年前に生きていたミエゾウから、アケボノゾウ、シガゾウ、トウヨウゾウ、マンモスゾウを経て、約1万5000年前に姿を消したナウマンゾウまで、大陸からやってきたゾウたちは、なぜ日本から姿を消してしまったのか。全国各地から得られるゾウやシカ、魚類や貝化石・足跡化石や植物化石を手に、日本列島を舞台に繰り広げられた動物たちの絶滅と進化の物語をつむぐ。
目次
第1章 古琵琶湖のゾウたち(突然の電話;シカ化石の発見;徹夜の発掘 ほか)
第2章 古琵琶湖の時代をさぐる(古琵琶湖層群の貝類化石;古琵琶湖で栄えたコイ類;大山田湖の時代の植生 ほか)
第3章 日本の動物相のおいたち(変動する地球の気温;ミランコヴィッチサイクル;寒冷化と島化が変えた動物相 ほか)
著者等紹介
川那部浩哉[カワナベヒロヤ]
滋賀県立琵琶湖博物館館長。京都大学名誉教授。理学博士。専門は生態学、生物・文化多様性論
高橋啓一[タカハシケイイチ]
滋賀県立琵琶湖博物館総括学芸員。歯学博士、理学博士。専門は古脊椎動物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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