欲望の植物誌―人をあやつる4つの植物

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  • サイズ B6判/ページ数 387,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896948301
  • NDC分類 470
  • Cコード C0045

内容説明

とびきりハイになれるマリファナにも、黄金色のフライドポテトにも、人間を誘惑しようとする植物たちの欲望がひそんでいる―?ユニークな視点から人と自然のあるべき関係を静かに語りかけ、圧倒的共感を呼んだ話題の書。全米20万部突破のベストセラー。

目次

序章 ヒトという名の働きバチ
第1章 「甘さ」への欲望あるいはリンゴの物語
第2章 「美」への欲望あるいはチューリップの物語
第3章 「陶酔」への欲望あるいはマリファナの物語
第4章 「管理」への欲望あるいはジャガイモの物語

著者等紹介

ポーラン,マイケル[ポーラン,マイケル][Pollan,Michael]
アメリカのジャーナリスト。「ハーパーズ・マガジン」の編集長を務めるかたわら、「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」に定期的に記事を寄せるなど、ガーデニングから環境問題まで、幅広い分野を扱った記事やコラムを精力的に発表しつづけている。とりわけ近年は、遺伝子組み換え作物をはじめとする、環境問題に関する記事での活躍が目立つ。主な著書に、A Second Nature(1991、アメリカ庭園作家協会賞受賞、邦訳『ガーデニングに心満つる日』、主婦の友社)がある

西田佐知子[ニシダサチコ]
1965年生まれ。1998年、京都大学人間環境学博士課程修了。現在、名古屋大学博物館助手。専攻は植物分類学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

4
リンゴ、チューリップ、マリファナ、ジャガイモ。人間の文化と歴史に深い関係をもつ4つの植物について語られた本。豊富なエピソードと歴史の蘊蓄、またすべてに体当たりな著者の姿勢もあって、とても面白く読みやすい内容でした。人と植物の関係について過去だけでなく未来も見据えた一冊です。2011/06/01

はなこ

1
4つの植物(りんご、チューリップ、マリファナ、じゃがいも)と人間社会との関わりやその変遷について。チューリップについてはもう少し球根ビジネスのことを知りたかった。新大陸アメリカに渡ったりんご、アンデスからアイルランドに渡ってアイルランド人を救いそして苦しめたじゃがいもの歴史はとても興味深かった。現代人間は良かれと思って或いは科学の発展の果てに植物に対してあれこれと操作を加えているようだが、結局無駄なことにエネルギーを使っているんじゃないかと思えてくる。何をどう選んで食べたらいいのか、これも難しいテーマだ。2016/08/03

lokkyu

1
ジャガイモの章にある遺伝子組み換えの商売が一時期話題になっていたなぁと思った。有機栽培は、自然のしくみをありのままに利用する方法と農薬を利用する方法ではコストもおおきく異なる上に、市場に出回る価格も異なることも分かりやすかった。哲学や宗教も絡まれていて、難しい箇所も多数あり。2012/02/28

なもーぞ

1
人と植物の関係性に新たな考えを付帯させてくれる本 特に林檎の逸話は興味深かった2011/07/25

takao

0
☆人を操るリンゴ、チューリップ、マリファナ、ジャガイモ 2017/07/28

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