内容説明
50年後には4000万人減って9000万人―加速度的な人口減少が始まった日本。国力衰退、経済停滞、所得低下などの根拠なき通説を覆し、人口減少社会の真の姿を描き出す。
目次
誤解だらけの人口減少社会
人口減少で困ることなど何もない!―藤正巖(政策研究大学院大学リサーチフェロー)インタビュー
1 少子化対策などムダ!どうやっても人口減少は避けられない!(少子化対策では人口減少は止められない!;若年層の雇用安定策をともなわなければ少子化対策の効果は期待できない―山田昌弘(東京学芸大学教授)インタビュー
人口減少問題の本質は高齢化 ほか)
2 これが真実の姿!人口減少社会を恐れる必要はない!(人口減少下でも一人あたりの経済は縮小しない!―松谷明彦(政策研究大学院大学教授)インタビュー
働き手はどれだけ減るのか?
労働力は今後30年間で2/3に縮小する ほか)
3 古い常識を捨てろ!豊かな人生・社会を描くチャンスがやってきた!(新しい労働観・就業観を身につけよう!―松谷明彦(政策研究大学院大学教授)インタビュー
マイナス成長になると本当に困るか?
企業は薄利多売からの脱却がポイント ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パスタ
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少子高齢化が進むに伴って、経済も縮小する傾向にある。一つ目に消費の少ない高齢者が増えるということが原因にある。二つ目には、生まれる子供より、亡くなる高齢者の方が多くなるので、人口が減少し経済も縮小するということ。 経済が縮小すると聞くと、不況になるなどのマイナスイメージを持ってしまう。しかし、本書では、経済が小さくなることは全然怖くないぜ、むしろ歓迎すべきだという論調強い。理由としては人口が減少することによってもちろん経済が縮小するが、伴って人件費、設備投資といったコストが減ることを挙げている。売り上げ2012/02/19