内容説明
わが国の教育問題のなかで、学力や受験、進学、学歴の問題ほどタテマエとホンネが乖離している分野はない。タテマエ(公の論理)では誰もが学歴偏重や一流大学をめぐる進学競争を批判するのに、ホンネ(私の論理)となるとわが子には良い学校に入ってほしいという期待がある。本書は、「お受験」から中学受験、高校受験、大学受験まで、単に受験合格だけでなく、どうしたら受験を逆手にとって子どもの知的能力を伸ばすことができるのかを、著者の教育実践と心理学や脳科学の知識を応用して述べたものである。
目次
第1章 おくての子でも東大、早慶を突破できる
第2章 二十一世紀を生き抜く知能・学力をつけるにはどうしたらよいか
第3章 「お受験」と早期教育は能力破壊の危険性が高い
第4章 知能・学力をぐんぐん伸ばす合理的な学習法
第5章 中学ゆとり受験の方法
第6章 高校ゆとり受験の方法
第7章 大学ゆとり受験の方法
著者等紹介
中山治[ナカヤマオサム]
1947年神奈川県生まれ。心理学者。慶応義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了(教育心理学専攻)。東大病院、川崎市心身障害センター、静岡県立女子短大、国際基督教大学教育研究所を経て、心理学の研究活動を行なっている
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