インフォームド・コンセントは患者を救わない

インフォームド・コンセントは患者を救わない

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896913170
  • NDC分類 490.14
  • Cコード C0047

内容説明

満足な検討もなされないまま導入され制度化されようとしているインフォームド・コンセントに対して、医師であり気鋭の医学研究者である著者が根底から異議を突きつける。これからの相互依存社会における医療確立のための具体策も提言。

目次

第1章 がん論争が始まった
第2章 権威者たちとメディアの反応
第3章 患者は『患者よ、がんと闘うな』を素直に受け入れられない
第4章 医療不信とインフォームド・コンセント
第5章 インフォームド・コンセントとは
第6章 なぜインフォームド・コンセントに反対するのか
第7章 医療はサービス業ではない
第8章 パターナリズムを本当に否定できるのか?
第9章 アメリカ至上主義にまどわされるな
第10章 臨床試験の問題
第11章 セカンド・オピニオンに期待する

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たかね@心理学

2
「患者よ、がんと闘うな」という近藤誠さんの本を取り上げ、その立場から医学界、メディア界と対立している。そこから、インフォームド・コンセントの説明、本来の意味、問題点、患者の選択の仕方へと発展している。カルテの開示問題において、医者のカルテは義務である、カルテは医者のものであるため、「診療記録を残したければ、患者が自分で記録すればよい」と語っているのは面白い。ーーインフォームド・コンセントとパターナリズム、カルテの開示問題、臨床試験の問題、患者の希望とQOL。2014/07/30

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