出版社内容情報
オウムをただ叩きまくるだけの報道にはもう食傷した。オウムはなぜあそこまで行ってしまったのか。彼らは何を信じていたのか。麻原彰晃とはそもそも何者なのか。麻原の何が、あそこまで信者の心をとらえたのか。知りたいのはそこのところだが、そこを知ろうと思ったら、オウムの内側に入って、信者の心の中まで入ってみなければならない.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』84頁、より)
内容説明
修行体験150日から見えてきたオウムの“さまよえる魂たち”の素顔。彼らはなぜ、オウムというカルトに入信したのか。彼らを魅了した麻原彰晃とは、いったい何者なのか。信者への徹底的なインタビューと5カ月に及ぶ修行体験から教団の現在を描く、“オウム世代”によるはじめての本格ルポルタージュ。
目次
第1部 オウム解体
第2部 修行体験
第3部 それでも麻原彰晃を信じる人たち
第4部 「取材日記」オウム=サリン事件の日々