内容説明
本書は、雑誌『宝島30』誌上で、93年8月号から94年9月号に至る一年あまりにわたって連載した原稿をまとめたものだ。連載タイトルは、「愛の天誅シリーズ」あるいは「爺砲弾」あるいはノンタイトルと、その度ごとに変わり、一貫していないが、内容は、タイトルにも匂っているように、日本をダメにした十一人の男女についての人物評論の如きものである。
目次
広告屋の広告塔 天野祐吉―ゲスのアド知恵
押し出すうんこや 秋元康―デブが通れば道理引っ込む
恋愛の風紀委員 柴門ふみ―愛こそはスベタ
社畜小屋の牧童 弘兼憲史―広かねえ心さらして捨う金
偽善を許さぬ独善婆 曽野綾子―叩けよさらば踏みつけん
ドンくさい独裁者 渡辺恒雄―ズルの一声
欲求肥満 林真理子―ブスに二言あり
花より団塊 田原総一朗―朝までナマ半可
エゴなエコ屋 山本コウタロー―塗り箸買うたろーか?
顔面怯懦の果て ビートたけし―おとこたけしはしけたことを
猥褻物陳列棚 田中康夫―恥より重いものは持たず