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内容説明
ロックが時代の何かだったときは過ぎ、ポップは終焉のときを迎え、アヴァンギャルドはとっくの昔に死んでいた―はずだった。なのにこのざわめきは何だ?トレンドなき時代のキーワードを探り、音の運動がまねきよせる映像、アート、テクノロジー、イデオロギー、ファッション、言葉、社会、都市etcの視えないネットワークをあぶり出す。
目次
1 90年代ポップのかたち(ロック、ロマン主義、資本主義―ロック ポップをめぐる二つのM;ポップとテクノロジー―「死」を媒介とした弁証法;ダンス・ミュージックの系譜―ヒップ・ホップからハウスまで;脱構築ポップ―ポップを脱臼させるには;フェイク―「紛いもの」の方向;ジャンク―都市から吐き出された批評性 ほか)
2 ポップ・カルチャー(ノイズと権力―脱コード化する力;ジェンダレス・イメージの行方―彼〈女〉らの自由;小説への亡命―「時代の符丁」としてのロックではなく ほか)
3 ホップと場所(音の世界戦略―ワールドミュージック批判;ソ連と「ペレスト」ロック―ロックは「社会主義」に似合うか?;ベルリン―どのように変わる、文化都市の機能;ポップとアヴァンギャルドの溶け合う場所―たま、ヒカシュー、ジョン・ゾーン ほか)