内容説明
雑誌編集者として多忙な日々を送る38歳の和雄は原因不明の体調不良に悩み、病院の神経科にたどり着く。風変わりな医師伊良部に「ストレス性の症状」と診断されたのをきっかけに、水泳を始める和雄だが…。独自のセオリーで、現代社会の悩める人々を癒していく神経科医、伊良部一郎が活躍するシリーズ第一弾『イン・ザ・プール』より表題作を英訳。
著者等紹介
奥田英朗[オクダヒデオ]
1959年岐阜県出身。雑誌編集者、プランナー、コピーライターを経て1997年『ウランバーナの森』刊行。2004年、精神科医・伊良部一郎シリーズ2作目『空中ブランコ』で第131回直木賞を受賞。主な著書に『邪魔』(第4回大薮春彦賞)
マリー,ジャイルズ[マリー,ジャイルズ][Murray,Giles]
1966年ロンドン生まれ。セント・アンドリュース大学を卒業し、1991年来日。ビジネス書や芸術書、漫画、日本文学などの翻訳や、日本語学習書の執筆を数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のんぴ
33
洋書に挑戦!GR部トピックにも残しました。巻末についている辞書や原本(日本語)を見ながら、伊良部医師のおかしさをいかんなくとは言えないまでもある程度は味わうことができました。英語→邦訳本は読んだことがありますが、日本の小説も海外にたくさん翻訳されていると思うので、挑戦していきたいです。2023/05/04
犬こ
16
現代社会に蔓延してきているストレスによる体調不良。伊良部先生の導きによって水泳に触れる機会を得られ、それが自身に合っていた主人公。少しづつ良い徴候に向かっていく過程にコミカルさが織りまぜられ面白かったです。2015/09/06
いわたん
0
前にマンガ版で読んだことがあるだけだったのでGRで見つけて購入。 マンガも面白かったが、マンガよりも伊良部が医者らしい気がする。文庫本で読もうかな。2012/01/19
ねこ
0
面白かった。2020/12/05