内容説明
夕暮れのプールサイドで、ある老人が若い男に奇妙な「賭け」をもちかけた。老人が賭けに負けたら、若い男にキャデラックをプレゼントする。しかし老人が勝ったら、小指を切り落として差し出せというのだ。賭博にのめりこむ人間の恐ろしさを描く『南から来た男』のほか、『皮膚』『天国への登り道』『ビクスビイ夫人と大佐のコート』の全4篇を収録。
著者等紹介
ダール,ロアルド[ダール,ロアルド][Dahl,Roald]
1916‐1990。イギリス、サウス・ウェールズ生まれ。第二次世界大戦中、イギリス空軍で戦闘機のパイロットとなる。戦後アメリカに渡り、パイロット時代の体験を題材にした短編集を出版。短編作家として活躍するいっぽう、『チョコレート工場の秘密』などの児童文学でも人気を集める。風変わりで奇想天外な結末が待ち受けるダールの作品は、全世界で高い評価を得ている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ake7🍀 ゆるんだ人からうまくいく
15
4話中の1、2話目はそれなりに楽しめたが、3話目辺りから少しダレてきてしまった。 少し読みづらく感じた為もあるかも知れない。 少し後味の悪さの残るブラックユーモアはチャーリーとチョコレート工場にも通じる部分があると感じた。2017/01/15
ふろんた
7
英語多読。YL2.7/16280words/累計33冊/268,689words2015/06/11
あおき
4
流石というかなんというか、黒い。茶目っ気たっぷりだけどドス黒い。天国への登り道は特に衝撃的。2017/07/22
subuta
3
日常生活の中に、狂気と言えるほどの悪意が紛れ込んだ話ばかりで、どうも苦手だ。2020/06/23
えもいなつ
2
怖〜!(笑) 大佐のコートの話は、ラスト、こうなるでしょ?!と直前で気づいたら本当にそうなった。怖い。(笑)2023/04/01