内容説明
吹雪の中の迷い道ようやく辿り着いた宿屋には悪名高き、馬泥棒たち…果たして、准医師エルグノフは馬を盗まれずに朝を迎えられるのか?物事に動じない粗野で逞しい彼らと官能的な宿の二十歳の娘にエルグノフは魂の自由を見る―。
著者等紹介
チェーホフ,アントン P.[チェーホフ,アントンP.][Чехов,Антон П.]
1860‐1904。庶民の子として生まれ、中学の頃から苦学を重ねた。モスクワ大学医学部在学中も家計を助けるため、ユーモラスな短篇を多数の雑誌に発表。社会的関心も高く、結核を患いつつ社会活動や多彩な創作を展開した。鋭い視線で市井に取材し、ありふれた出来事の中に人生の深い意味を描き込み、社内の醜さを描きながらも明るい未来を予感させる作品が多い
オリシヴァング,ワレンチン[オリシヴァング,ワレンチン][Ольшванг,Валентин]
1961年スヴェルドロフスク(現エカテリンブルク)生まれ。1980年スヴェルドロフスク美術学校演劇美術科修了。1981‐86年国立モスクワ映画大学アニメーション美術監督科(V.クルチェフスキー・スタジオ)で学び、卒業後、スヴェルドロフスク映画撮影所でアニメーション映画の美術監督及び助監督として働く。1997年Y.ノルシュテイン・スタジオのシナリオライター及び監督上級コースの聴講生となり、現在、同スタジオの美術監督。現在モスクワ在住
中村喜和[ナカムラヨシカズ]
一橋大学でロシア語を学ぶ。日本貿易振興会勤務の後、東京大学、一橋大学、共立女子大学で、ロシア語を教える。専攻はロシア文化史。日露関係史にも関心をもち、論考を発表。著書・訳書は『聖なるロシアを求めて』(平凡社、大佛次郎賞受賞)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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