チェーホフ・コレクション<br> 僧正

個数:
  • ポイントキャンペーン

チェーホフ・コレクション
僧正

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年05月04日 09時04分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 64p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784896422412
  • NDC分類 983
  • Cコード C0097

内容説明

徹夜祷のロウソクの灯りの中、僧正は母親の姿を見た気がした―懐かしい気持でいっぱいの僧正に対し母は立派になった息子によそよそしい。体調のすぐれない僧正の胸に幼き頃、青春の日々が去来する。果たして、僧正の様態は深刻に…復活祭までの一週間。

著者等紹介

チェーホフ,アントン P.[チェーホフ,アントン P.][Чехов,Антон П.]
1860‐1904。庶民の子として生まれ、中学の頃から苦学を重ねた。モスクワ大学医学部在学中も家計を助けるため、ユーモラスな短篇を多数の雑誌に発表。社会的関心も高く、結核を患いつつ社会活動や多彩な創作を展開した。四大戯曲といわれる「かもめ」「ワーニャ伯父さん」「三人姉妹」「桜の園」等がある

テーレホフ,ドミトリー[テーレホフ,ドミトリー][Терехов,Дмитрий]
1936年モスクワ生まれ。多数の芸術家の交流する家庭で、ピアニストのリヒテルのかたわらに育ち、絵画はファリクを師とした。アヴァンギャルドや革命的破壊に違和感をもつ美的素養は彼らの影響が大きい。オーソドックスなロシア美術に流れる、具象表現の良質な部分を受け継ぐ画家として評価が高い

中村喜和[ナカムラヨシカズ]
一橋大学でロシア語を学ぶ。日本貿易振興会勤務の後、東京大学、一橋大学、共立女子大学で、ロシア語を教える。専攻はロシア文化史。日露関係史にも関心をもち論考を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

lovemys

9
描写が美しかった。静かな夜、月が輝く中を常歩で進む箱馬車。暗い部屋に灯る蝋燭の明かり。子どもの頃を過ごした大平原の田舎。復活祭に向けた激務の中、徐々に失われていく生命の灯火。思いがけず出世してしまった息子の孤独と、最後に溢れ出す母の愛情。儚さと憂いさが美しく描かれていた。どんな立場にいる人も、誰かの息子であり娘であったのだ。どんな立場であろうと代わりはあるけど、我が子の代わりはいない。2022/05/18

relaxopenenjoy

5
お久しぶり、未知谷のチェーホフコレクション。晩年の短編。絵:ドミトリー・テレーホフ.重厚な油絵風。 正教会補足: 僧正は、副主教の地位。正教会の僧侶は白僧と黒僧がいて、前者は、司祭やそれを助ける輔祭という神父で、要妻帯。独身の誓いを立てた者が修道士で黒僧。修道僧の中で神学大学卒業したものの一部が(修道院長につける僧位の)掌院にあげられたり、一つの県ほどの大きさの管区の主教あるいは副主教に抜擢される。 春の復活祭が最大の行事。2021/06/10

ちあき

1
副主教にまでのぼりつめた男の孤独がじわりとにじみでている作品、としかいいようがない。主題に「母」があらわれる芸術作品は苦手で、いつも適当な言葉をみつけられない。もう40代も後半だというのに、どうしたもんかね。2009/02/05

suzuki-takefumi

0
短編というか、掌編という感じ。僧正の地位まで出世してしまったため、自分の母親にさえ丁寧語を使われてしまう僧正の物寂しさと、それだけの地位にも関わらずすぐに忘れ去られてしまう最後の一行とが物寂しい。2012/12/26

ココマ

0
日本のことも少し出てくるが、「濃密なロシアの世界」に入りにくかった。しかし、挿絵も美しく、字も読みやすい。2011/01/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/75667
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。