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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
109
29歳で重症筋無力症を患った著者が漫画日記の形で綴る治療と日常生活。元々介護福祉職でアウトドア派の多趣味だけに反転した日常は"とほほ"塗れ。彼女は幸も不幸もごちゃまぜの世界そのままを仔細に描き出す。あらゆる随意の継続を拒むMGは「一見何でもできる。が、何でもできない」という病態把握が難儀で、頑張れば負荷が祟ってグリーゼという節度を踏み外しやすい現代人には皮肉で厄介な自己免疫疾患。悲壮も楽天も拒みユーモアを求める人生観は病の性質と密接する。2003年発刊だが生活工夫はじめ未だ十分通用する闘病記ならぬ実録記。2023/10/27
けろっぷ
3
重症筋無力症について、仕事がらみで勉強したくて借りた本。マンガとコラムですごく分かりやすく、しんどい症状もユーモアで和まされつつ読み終えることができた。 こうした難病がまだまだ沢山あって、傍目には分からなくても苦しんでいる人がいることが、もっと多くの人に伝わってほしい。 あとがきの、「人を救うのは、ユーモアなのだ」という言葉が、自分の座右の銘と一緒で、とても嬉しかった。2020/10/21
くま
3
こんな病気、全く知らなかったが、旦那の知り合いがかかったらしく…読んでたところを拝借。難病の体験記。コミカルに体験を描いてる。大変なこともあったろうに、筆者の『人を救うのはユーモアだ』の一言がすごく心に響いた。2012/03/04
MECABOO
3
●症状の体験記は生生しく壮絶ではあるが、所々にユーモラスなコメントや挿絵が入っており、通常同じテンションでダラダラ日記のように続くことが多い闘病体験記とは違い、すらすら読め、まさに「体験を人に伝える」ことを重視した本で素晴らしいと思う。 2011/11/22