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迷いの体―ボディイメージの揺らぎと生きる

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784895901369
  • NDC分類 494.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

《内容》 自らも顔面にアザをもつジャーナリストが、「普通でない」見た目をもつ人々の揺らぎを描き出したルポルタージュ。体への違和感、コンプレックス、その厄介な感情をめぐる真実のストーリー。    

《目次》
序章 ボディイメージを見つめる視点第一章 ひとつの病 三つのイメージ―レックリングハウゼン病第二章 三人の専門家の分析―醜形恐怖第三章 すれちがうイメージ―美に嫉妬する人第四章 変身するカツラカウンセラー―円形脱毛症第五章 フェニックスは飛んでいるのか?―ヤケド・サバイバー第六章 ボディイメージをメイクとカツラで調節する―リハビリメイク第七章 五体不満足のリアルなボディイメージ―サリドマイド第八章 子供扱いされる葛藤―低身長症第九章 比較する<まなざし>から人間は自由になれるのか? あとがき 初出一覧 参

内容説明

本書には人間の顔と体が宿命的に放ち続ける美と醜と差別の問題が山積みとなり、それは顔面に大きなアザを持つ著者石井政之の人生そのものなんだろう。とにかくパワーがあり、面白く、勉強になって考えさせられる一冊。

目次

序章 ボディイメージを見つめる視点
第1章 ひとつの病三つのイメージ―レックリングハウゼン病
第2章 三人の専門家の分析―醜形恐怖
第3章 すれちがうイメージ―美に嫉妬する人
第4章 変身するカツラカウンセラー―円形脱毛症
第5章 フェニックスは飛んでいるのか?―ヤケド・サバイバー
第6章 ボディイメージをメイクとカツラで調節する―リハビリメイク
第7章 五体不満足のリアルなボディイメージ―サリドマイド
第8章 子供扱いされる葛藤―低身長症
第9章 比較する“まなざし”から人間は自由になれるのか?

著者等紹介

石井政之[イシイマサユキ]
ライター。1965年、名古屋出身。豊橋技術科学大学物質工学課程卒業。顔面にアザを持つ当事者の視点で『顔面漂流記 アザをもつジャーナリスト』(かもがわ出版)を発表して注目される。現在『顔面漂流記』の映像化、顔に傷やアザのある人のトラウマに関する学術書の編集と並行して、「顔面論」をテーマに執筆中。共著に『性転換マニュアル』(同文書院)、『病院に殺される!』(宝島社文庫)、『生物災害の悪夢』(別冊宝島495・宝島社)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

3
所有する私の精神の乗り物としての私の体っていう身体と、他人の前に現れる私という身体と、身体は2つあるよね。他人の持つ、私の身体に対するイメージは、私の身体でありながら私の手の届く範囲にあるものではないよね。でも、社会は、身体に客観的に美であることや健康であることなどを要求するし、また本人が身体に纏わる何かを手に入れようと行動するとき、それは誰のために行われてるのか?自分の身体の為?他者の自分の身体イメージの為?考えまくり。また纏まれば感想書き直そ。2013/10/27

吉田良二

0
珍しい書き手ではあるけれど、聞き手としては、どうなんだろうと疑問に思う箇所がある本。意図的に悲劇的なエピソードを狙って聞いているように感じてしまう。例えば、美しいと一般的に言われているモデルに話を聞いたらさらに深みが出たように思う。2015/06/27

nemuri

0
容姿が平均から大幅に逸脱している=醜いのは障害ではない。だから政治や福祉といった文脈で語るのは難しく、各自のエロス的関係の中で語られるしかない。「老人に優しい政治」「障害者に優しい社会」はあっても「ハゲに優しい政治」「ブスに優しい社会」は難しい。2008/10/21

読書家さん#Ep3nuz

0
普通の顔、体って何?普通って何? と読者に問いかける本。 今の自分が欲しかった、ボディーイメージを変えるとかメンタル面へのアプローチ的なことが書いてある本ではなかった。2022/06/19

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