ターミナルケアの場面 - 看護とカウンセリング2

ターミナルケアの場面 - 看護とカウンセリング2

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 178p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784895731089
  • NDC分類 492.9
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 市町村、保健所、学校、産業、老人ホームなど幅広い地域看護活動の実際を盛り込んだ。各所に事例をたくさん盛り込み、場面をイメージ化できるように工夫をした。

内容説明

「がんばりましょう」「がんばってね」―激励中心の看護は、時には患者に失望感・絶望感さえ与えている。とくに終末期の患者看護では、看護者の柔軟な姿勢、人間性、共感的理解のあり方などが問われる。本書は、終末期およびその周辺の患者への対応を検討し、心理的援助の実践を目指す。

目次

第1部 心理的援助とは(心理的援助とその方法;心理的援助の現実とこれからの教育)
第2部 終末期の事例検討(患者の不当感、不満感にどう対応するか;病状悪化と患者の取り組み;患者は看護婦をどう見ているか;絶望的な表情が意味するもの;患者の落ちこむ事情は何だったか;患者の腹立ち、いら立ちはどこからきているか)
第3部 終末期その周辺の事例検討(患者の病識はどこにあるか;手術の後遺症か、非情な運命の原初的経験か;16歳、下肢切断患者の術後直後の心理をどう理解するか;患者の尋ねる意図はどこにあるか;患者の楽観的な見方にどう関われるか)
第4部 終末期事例の報告と今後の課題(「なかなか死ねないものね」それとも「なかなか死なないものね」;がん末期患者の看護―対応の難しかった場面のプロセスレコードを検討して;終末期事例検討において浮かびあがるいくつかの特徴―今後の研究・実践の課題として)