内容説明
昭和20年8月14日、終戦を伝える玉音放送が流れる前日、東京金町でB‐29迎撃用戦闘機キ94の1号機が完成していた。その設計主務者である長谷川龍雄は、戦後クルマの設計者となって世界のモータリゼーションに大きな足跡を残した。あなたが良く知っている“あの大衆車”の始祖鳥であるキ94とは…カローラを生んだ男、長谷川龍雄の成層圏への挑戦。
目次
第1章 プロローグ
第2章 層流翼の時代
第3章 キ94開発経緯と設計説明書
第4章 航空機設計者の闘い―試行錯誤の日々
第5章 航空機設計者の闘い―技術研究会と再度の挑戦
第6章 航空機設計者の闘い―キ94の完成
第7章 民生技術への転換
第8章 エピローグ
著者等紹介
長谷川龍雄[ハセガワタツオ]
大正5年(1916年)鳥取県鳥取市生まれ。昭和14年東京帝国大学工学部航空学科卒業、立川飛行機(株)入社。昭和21年トヨタ自動車工業(株)入社。昭和32年主査室主査。昭和36年主査としてパブリカを開発。昭和41年主査としてカローラを開発。昭和42年取締役。昭和45年製品企画室副室長としてセリカ、カリーナを開発。昭和47年常務取締役。昭和53年専務取締役。昭和57年トヨタ自動車(株)技監、米国デュポン社上席顧問
山崎明夫[ヤマザキアキオ]
1960年埼玉県生まれ。リシュモングループ、プジョー、ローバー、コカ・コーラ等の外資企業日本法人にて広報とマーケティングを担当。現在フリーランスとして編集企画および翻訳を手がける。工作機械と加工技術に詳しく、第二次大戦機(ウォーバード)のレストア技術に長年興味を持つ。イギリス、アメリカの大戦機レストアラーと交流が深い
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感想・レビュー
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