幻の高高度戦闘機 キ94―B‐29迎撃機の開発秘録

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784895222990
  • NDC分類 538.7
  • Cコード C0053

内容説明

昭和20年8月14日、終戦を伝える玉音放送が流れる前日、東京金町でB‐29迎撃用戦闘機キ94の1号機が完成していた。その設計主務者である長谷川龍雄は、戦後クルマの設計者となって世界のモータリゼーションに大きな足跡を残した。あなたが良く知っている“あの大衆車”の始祖鳥であるキ94とは…カローラを生んだ男、長谷川龍雄の成層圏への挑戦。

目次

第1章 プロローグ
第2章 層流翼の時代
第3章 キ94開発経緯と設計説明書
第4章 航空機設計者の闘い―試行錯誤の日々
第5章 航空機設計者の闘い―技術研究会と再度の挑戦
第6章 航空機設計者の闘い―キ94の完成
第7章 民生技術への転換
第8章 エピローグ

著者等紹介

長谷川龍雄[ハセガワタツオ]
大正5年(1916年)鳥取県鳥取市生まれ。昭和14年東京帝国大学工学部航空学科卒業、立川飛行機(株)入社。昭和21年トヨタ自動車工業(株)入社。昭和32年主査室主査。昭和36年主査としてパブリカを開発。昭和41年主査としてカローラを開発。昭和42年取締役。昭和45年製品企画室副室長としてセリカ、カリーナを開発。昭和47年常務取締役。昭和53年専務取締役。昭和57年トヨタ自動車(株)技監、米国デュポン社上席顧問

山崎明夫[ヤマザキアキオ]
1960年埼玉県生まれ。リシュモングループ、プジョー、ローバー、コカ・コーラ等の外資企業日本法人にて広報とマーケティングを担当。現在フリーランスとして編集企画および翻訳を手がける。工作機械と加工技術に詳しく、第二次大戦機(ウォーバード)のレストア技術に長年興味を持つ。イギリス、アメリカの大戦機レストアラーと交流が深い
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

S.ISO

0
B29迎撃用の高高度戦闘機キ94の開発史についての本ですが、戦闘機がどのように計画され、設計されていくのがよく分かる良書でした。あと、私のように、空力をやっていた経験があると、レジェンド研究者研究者が沢山登場する冒頭の層流翼にも強く興味が惹かれると思います。2018/01/05

どすきん

0
発動機の表記法は「ハ44」か「ハ‐44」かが知りたくて借りた本。監修の長谷川瀧雄氏(キ94設計主査)の残した日記から「ハ‐44」である事が確認出来た。なお戦後カローラの設計主査を務めたり、のちに米国デュポン社で自動車関係のマーケティングの顧問を務めたり、大活躍をした人である事が分かったのは、望外の収穫。2016/11/01

セイバー

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B-29がくるのを予想して開発が始まっていたのか2015/03/15

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